フォルダーと規則ファイルを自分で設計しなくていい
章、章プロット、人物、設定、伏線、ストーリーラインがエディター内にそれぞれ居場所を持ち、作者が目にするのはファイルツリーではなく目次とカードです。全体プロットは別枠、文体サンプルはドキュメントで、AIは執筆時に必要に応じて読み取ります。
Claude Codeはフォルダー全体を読み書きでき、すでに長編を書く作者もいます。公開されている実践のやり方と作者が挙げる課題を整理し、Maliang Writerと比較します。
Claude Codeは小説を書けますし、能力もとても高いです。本全体のフォルダーを読み書きでき、ファイルをまたいだ連続性の確認や一括修正ができます。公開されている実践では、作者が自分でフォルダー構成を設計し、CLAUDE.mdを書き、設定の台帳を管理し、ターミナルやエディターのプラグインで作業するため、コマンドラインを使える作者に向いています。Maliang Writerは、目次、キャラクターカード、ストーリーアーカイブ、変更の比較をWebエディターに組み込み、作者は対話から書き始めます。
バックエンドの開発をしている趣味の作者が、Claude Codeで50万字のSF長編を書こうとしています。ネットのオープンソースのプロジェクトを参考に、chapters、characters、outline、trackingといったフォルダーを作り、CLAUDE.mdに文体、呼称、「各章を書き終えたら追跡ファイルを更新する」という規則を書き、Gitで版を保存しました。この流れは彼にはとても使いやすく、各ファイルが何のためのものかも把握しています。同じ流れをコードを書かない友人にも勧めたいなら、まず環境の構築、フォルダーの読み方、diffの見方を教える必要があります。Maliang Writerは、この構成をそのままWebエディターに組み込んでいます。
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| 比較項目 | Maliang Writer | Claude Code | 補足 |
|---|---|---|---|
| 製品の形態 | ✅ Webエディターに、AIとの対話を加えたもの。ブラウザーで開くだけで使える | ✅ ターミナルのCLI。ほかにVS Code / JetBrainsのプラグイン、デスクトップアプリ、Web版がある | |
| 原稿の構成 | ✅ 巻・章・章プロットは目次に、人物・設定・伏線・ストーリーラインはカードに、全体プロットは別枠に、文体サンプルはドキュメントになっている | ⚠️ 小説専用の管理は、公式資料に説明が見当たらない。公開されている実践では、作者が章・人物・プロット・追跡などのフォルダーを自作している | |
| 執筆の規則をどこに置くか | ✅ 全体プロットや文体サンプルなどの資料を、AIが執筆時に必要に応じて読む | ✅ CLAUDE.mdとAuto memoryがセッションをまたぐ記憶を担い、規則は作者が書く | |
| 設定の変化の追跡 | ✅ 章を書き終えたあとにストーリーアーカイブを整理(人物の状態・関係・居場所・伏線)。合わないものは確認待ちに並び、オフにもできる | ⚠️ 公開されている実践では、作者が追跡ファイルや台帳を設計し、AIに規則どおり更新させるものが多い | |
| プロジェクト全体の読み書き | ✅ AIがこの本の章・人物・設定・ドキュメントを読み書きでき、変更はそのままエディターに戻る | ✅ 公式は「understands your entire codebase」と説明しており、ファイルをまたいでタスクを実行できる | |
| 変更の比較 | ✅ エディター上の原文に赤の削除・緑の追加で表示され、1か所ずつ残すか元に戻せる | ✅ VS Codeのプラグインとデスクトップアプリでdiffを確認できる | |
| 取り消しとやり直し | ✅ このラウンドの取り消し、このラウンドの前から別の枝を作る、直して再送信 | ✅ プロンプトごとに自動でcheckpointを作り、直近100個を保持して、/rewindで戻せる | |
| 新しい巻に入ったときの古い設定 | ✅ 前の数巻にしか出ない人物・場所・伏線はアーカイブに収まり、AIが新しい章を書くときは参照しないが、必要なときは調べられる | ⚠️ 公式資料に説明が見当たらない(作者がフォルダー構成を自分で設計すれば実現できる) | |
| ジャンルの参考 | ✅ 書き始めでは、公共ライブラリにある1500作超の人気連載の人物・構成の分析を参考にする。章末は約5.6万の人気の章末を参考にする | ⚠️ 公式資料に説明が見当たらない | |
| 料金 | ✅ 無料登録で試せて、使用量に応じてクレジットを消費 | ✅ FreeプランにはClaude Codeは含まれない。Claude CodeはPro(月額20ドルから)に含まれます(2026-10確認) | |
| 利用できる地域 | ✅ 中国語のWeb製品で、中国語の作者向け | ❌ 公式のサポート対象地域の一覧に中国本土・香港・マカオは含まれず、Claude Codeにも適用される |
✅ 公式資料または製品内で対応を確認できる ⚠️ 一部対応、または公式資料に記載なし ❌ 公式に非対応と明記されている · 競合の情報は先方の公開資料によります。
章、章プロット、人物、設定、伏線、ストーリーラインがエディター内にそれぞれ居場所を持ち、作者が目にするのはファイルツリーではなく目次とカードです。全体プロットは別枠、文体サンプルはドキュメントで、AIは執筆時に必要に応じて読み取ります。
章を書き終え、この執筆の区切りがつくと、バックグラウンドでその章のアーカイブを整理します。人物の状態・関係・居場所・伏線で、合わない箇所は確認待ちに並びます。「各章で台帳を更新する」という規則を自分で書く必要はありません。オフにもできます。
AIが本文やドキュメントを直すと、変更が赤の削除・緑の追加で原文の上に表示され、1か所ずつ残すか元に戻せます。ラウンド全体が気に入らなければ、このラウンドを取り消す、別の枝を作る(同じ原稿を共有)、または直して再送信できます。
Claude Codeはフォルダー全体を読み書きでき、ファイルをまたいでタスクを実行でき、1Mのコンテキスト、checkpointでの巻き戻し、diffの確認を備えています。すでに113個のファイルで連続性の確認と一括修正を行った作者がいて、Claude CodeやCodex CLIなど複数のツールに対応した、小説用のフォルダー構成と規則を揃えたオープンソースのプロジェクトもあります。コマンドラインを使える作者には、フォルダー、規則、確認用のスクリプトまで自分の考えどおりに設計できる、とても高い自由度があります。
どの製品にも向いている場面があります。ここでは中国語の長編連載という一つの場面に限って提案しています。




このページでは、フォルダ、執筆ルール、資料の更新、推敲チェックの準備に、作者がどれだけ操作する必要があるかを重点的に記録してください。1回の生成の文章だけを比べたり、フォルダ型のツールが必ず使いにくいと決めつけたりしないでください。
以下は同じお題で試すためのチェックリストで、すでに実施した比較実験ではありません。オリジナルの教材『借火城』を使うことも、自分が扱う権利のある原稿を使うこともできます。準備の過程、出力、作者による修正をそれぞれ記録してください。
同じ主人公、核となるルール、読者の好みを与えます。まず新しい作品の方向性を比べ、そのあと総プロット、第1巻の巻プロット、最初の3章の章プロットを整理します。
確認:3段階のプロットそれぞれの役割を区別できるか。作者が案を確認してから先に進めるか。未確定の設定が、いつの間にか事実として書かれていないか。
同じ新作開始用の資料パックを使う自分が扱う権利のある同じ旧原稿を使い、最後の章の結びと次の章の目標を指定します。まず1つの場面を試し書きし、前の20章は変更しません。
確認:どんな資料を準備したか。人物の居場所、持ち物、未回収の伏線は繋がっているか。候補稿と採用稿はどう区別されるか。
取り込みと続き執筆のタスクリストを見る前の本文に実際に影響するルールを1つ選び、まず影響を受ける章とその根拠を挙げてもらい、そのあとで作者が修正の範囲を選びます。
確認:確認していない部分を示しているか。先に変更内容を確認できるか。タスク外の本文を誤って直したり、採用していない案を資料に書き込んだりしていないか。
設定の変更方法を見る本文、巻と章の順序、キャラクター設定、世界のルールを実際に残せるか試し、出力がそのまま編集を続けるのに向いているかを確かめます。持ち出せないものも書き出します。
確認:形式と順序は判別できるか。プラットフォームのアカウント内の資料、ローカルのファイル、エクスポートファイルにはそれぞれ何があるか。宣伝ページだけで使えると判断しないでください。
タスクと結果の記録カードをコピーする実際に使ったモデル、プラン、アカウントの条件と、資料の準備や本文の修正にかかった時間を記録してください。試していない項目や確認できない項目は空欄のままにし、機能名や1回の生成結果を全体の体験の代わりにしないでください。
書けます。Claude Codeはフォルダー全体を読み書きでき、すでに長編を書き、連続性の確認や一括修正を行った作者もいます。プログラミング向けに設計されたツールなので、小説を書くときのフォルダー構成、規則ファイル、設定の台帳は作者が自分で組む必要があります。
公開されている実践でよくあるのは、設定、キャラクター、プロット(全体プロット・巻プロット・章プロット)、本文の4種類を分けて保存し、状態や追跡のファイルを全体の事実の源として1つ加え、ルートにCLAUDE.mdまたはAGENTS.mdを置いて厳守する規則を書き、Gitで版を管理するやり方です。
公開されているプロジェクトでは、通常、文体と視点の要件、人物の呼称、どのファイルが事実の源か、各章を書き終えたらどの追跡ファイルを更新するか、変更してはいけない設定を書きます。規則が多いほど、管理は丁寧にする必要があります。
公開されている実践では、文体のずれや設定のずれに触れた作者がおり、各章で関連する設定、前の数章、サンプル段落を渡し、追跡ファイルを管理する必要があります。Maliang Writerは章を書き終えたあとにバックグラウンドでストーリーアーカイブを整理し、合わない箇所を確認待ちに並べます。
無料ではありません。ClaudeのFreeプランにはClaude Codeは含まれず、Pro(月額20ドル)以上で含まれます(2026-10に公式の料金ページで確認)。
Claude Codeにもデスクトップアプリ版とWeb版はありますが、小説を書く公開された実践の多くはローカルのフォルダーと規則ファイルが前提です。ある作者は「more powerful (and more intimidating)」と表現しています。ファイル構成に触れたくないなら、Maliang WriterのようなWebの執筆ツールをそのまま使えます。
ClaudeのWeb版はProjectsに資料を置き、対話の中で書きます。Claude Codeはローカルのフォルダー内のすべてのファイルを直接読み書きし、ファイルをまたいだ一括修正ができますが、ファイルは自分で整理する必要があります。ClaudeのWeb版での小説執筆の比較は、「Claudeで小説は書ける? Maliang Writerと長編を比較」のページを見てください。
Anthropic公式のサポート対象地域の一覧に中国本土・香港・マカオは含まれず、その制限はClaude Codeにも及ぶと説明されています。
Maliang WriterのAIはこの本の章・人物・設定・ドキュメントを読み書きでき、変更はそのままエディターに戻り、本文の変更は1か所ずつ確認できます。一度に多くの章を直すときは、バックグラウンドのアーカイブ整理が先にあなたに確認を求めます。
Claudeはストーリーの相談、断片の執筆、改稿に向いており、Projectsなら設定と指示をまとめて置けます。長編連載では、各章にどの前の本文を付けるか、設定が変わったときの直し先、今回の版で何が変わったかは、作者が自分で整える必要があります。Maliang Writerは、人物・設定・伏線をカードにし、章を書き終えるとストーリーアーカイブを整理し、AIの変更をエディターにそのまま表示して、1か所ずつ残すか元に戻せます。
Read the comparison →Cursorは小説を書けます。エディター内でファイルを見られ、リアルタイムのdiffも見られ、Rulesの仕組みは細かく、選べるモデルの幅も広いです。公開されている実践では、作者が章ごとのフォルダーを作り、rulesを書き、設定や台帳を管理する必要があり、章が増えるとファイルの並び順や結合も扱わなければなりません。Maliang Writerは、巻・章の目次、キャラクターカード、ストーリーアーカイブ、変更の比較をWebエディターに組み込んでいます。
Read the comparison →Codex CLIはオープンソースで、ローカルのターミナルで動き、プロジェクト全体を読み書きしてスクリプトも実行でき、システムレベルの隔離と承認の仕組みがあります。小説を書くときは、作者がフォルダーを作り、AGENTS.mdを書き、台帳を管理し、Gitでバージョンを管理する必要があり、変更はターミナルでテキストのdiffとして確認します。Maliang Writerはこれらを、巻・章の目次、キャラクターカード、ストーリーアーカイブ、1か所ずつ確認できる変更の比較としてWebエディターに組み込んでいます。
Read the comparison →コーディングエージェントは能力が高く、ファイルをまたいだ読み書き、一括修正、スクリプトの実行ができ、技術に明るい作者なら非常に柔軟な執筆の流れを組めます。その代わり、フォルダー構成、規則ファイル、設定台帳、バージョン管理はすべて自分で設計して管理する必要があり、画面もプログラマー向けです。Maliang Writerは、これらを作者が見慣れたカード、目次、エディターとして形にしました。
Read the comparison →フォルダーとMarkdownは自由で透明性が高く、ファイルが自分の手元にあるので、形式を自分で決めたい作者に向いています。欠点は、ファイルが増えると、どのファイルが最新か、1か所を直したらどこを同期するかを、自分で覚えておく必要があることです。キャラクターカードとストーリーアーカイブは、人物や設定を1枚ずつのカードに固定し、章を書き終えると状態を自動で整理するので、ファイルを管理したくない作者に向いています。Maliang Writerには両方があります。人物と設定はカード、全体プロットは別枠、文体サンプルと書き始めの資料はドキュメントです。
Read the comparison →登録したら、新しい本を作るか既存の章を取り込み、続きを書く章をAIに伝えます。AIが書いたもの、直した箇所、アーカイブに記録された内容を確かめてから、長編を移すかどうか決めてください。