AI執筆のプロンプトの書き方:AIに創作の意図を伝える
小説創作向けのプロンプトの書き方。キャラクターカードの渡し方、場面要素の与え方、文体の制約の書き方を、コピーして使える10個の章生成テンプレートとともに解説。再生成で枠を無駄にしません。
この記事の目次 7セクション
なぜ同じAIでも、人によって出来が天と地ほど違うのか
答えは一言:指示の質です。
AIはあなたの心の中を読めるわけではありません。「第10章を書いて」と言えば、あなたが何を求めているのか、当てずっぽうで推測するしかありません。「第10章を書く。主人公は、武闘大会で新たに悟った剣術を使い、以前に自分を嘲笑った相手を倒し、会場は驚愕、師匠は満足げな笑みを浮かべる」と言えば、AIはなかなかの作品を返してくれます。
この記事では、質の高い創作の指示の書き方を教えます。プログラミングの知識は一切不要で——人の言葉が話せれば十分です。

プロンプトの黄金構造:4層のたまねぎ
よい小説創作のプロンプトは、たまねぎのように層になっているべきです。外から内へ:
第1層:場面設定(どこで、いつ、どんな雰囲気か)
「真夜中、廃墟になった古い工場。豪雨が降っている。」
第2層:キャラクターの状態(誰がいて、現在の状態と心理はどうか)
「林黙は1人で工場に立ち、全身ずぶ濡れ。彼は蘇晴が誘拐された手がかりを見つけたばかり。」
第3層:展開の流れ(この部分で何が起きるか)
「林黙は手がかりをたどって誘拐犯の隠れ家を見つけるが、気づかれる。追跡戦のあと、隅で怪我をした蘇晴を見つける。」
第4層:感情と文体(読者にどう感じてほしいか)
「テンポは緊迫していて、雨音が雰囲気を盛り上げる。蘇晴を見つけた瞬間、緊迫から痛ましさへと移る。会話は短く力強く。」
この4層を合わせても、およそ100〜200字です。2分かけて書けば、AIの生成品質が質的に変わります。
よいプロンプトと悪いプロンプトの比較
悪い例:「林黙が蘇晴を助ける内容を1章書いて。」
→ AIは、平凡で退屈な「ヒーローが美女を救う」の出来事の羅列を書きます。
よい例:「真夜中の豪雨の中、林黙は手がかりをたどって廃工場にたどり着く。鉄の扉の奥から、かすかなうめき声が聞こえ、扉を蹴破って入ると、蘇晴が椅子に縛られ、口の端に血がついているのが見える。2人の目が合った瞬間、蘇晴は泣かず、かすれた声で『来るのが遅い』とだけ言う。林黙は何も言わずに縄を解き、彼女をお姫様抱っこする。出口で戻ってきた誘拐犯と鉢合わせし、林黙は蘇晴を下ろして隅に隠れさせ、自分は迎え撃つ。戦闘は300字以内、速いテンポ。結びは、林黙の背中の蘇晴が小声で『ありがとう』と言う。テンポ:緊迫→痛ましさ→束の間の温かさ。」
違いがわかりますか? よいプロンプトは、AIに「演じる」ための台本を与えており、悪いプロンプトは、タイトルしか与えていません。
Maliang Writerでの実践
Maliang Writerの「章ブループリント」は、本質的には構造化されたプロンプトの入力です。ブループリントに書いた内容を、システムが自動で組み立て、AIに送る完全な指示にします——そこにキャラクター設定、前の本文の要約、ナレッジグラフの情報が加わります。
したがって、あなたの仕事はブループリントをうまく書くことだけで、裏側のプロンプトの組み立てを気にする必要はありません。ただし、ブループリントの質が、生成の質を直接決めます。
ブループリントのテンプレート案:
場面:[場所、時間、天気]
登場キャラクター:[誰がいて、どんな状態か]
この章の出来事:[具体的に何が起きるか]
感情のテンポ:[緊迫/温かい/笑える/胸が痛い]
章末のフック:[結びにどんなサスペンスを残すか]
このテンプレートに沿って穴埋めすれば、1章あたり2分で、生成の質がすぐに変わります。
AIにもっとよく書かせる5つのコツ
コツ1:「禁止」でAIの悪い癖を排除する
AIにはいくつかの通弊があります。「彼の眼差しは〜を物語っていた」と書きたがる、ダッシュを使いたがる、各段落の冒頭で情景を書きたがる。設定に「『彼の眼差しは〜を物語っていた』といった文型の使用を禁止する」と直接書けば、AIは使わなくなります。
コツ2:会話の見本を与える
キャラクターに特定の話し方をさせたいなら、1〜2文の見本を示します。たとえば:「蘇晴の話し方:短い文+反問。見本——『どう思う?』『まあいいや、好きにすれば。』『冗談を言ってるように見える?』」
コツ3:「割合」で内容を制御する
「この章は、会話が60%、動作描写が20%、心理描写が20%」。数字で示した要求は、AIがとてもよく実行します。
コツ4:テンポの転換点を印付けする
「最初の1000字はテンポが穏やか→1000字目で手がかりを見つける→後ろの1000字はテンポが速まる→最後の200字で突然の反転」。
コツ5:悪い例を示す
「こう書かないで:『林黙は拳を握りしめ、心は怒りで満ちていた。』こう書いて:『林黙の爪が手のひらに食い込んだ。』」具体的な良し悪しの対比は、AIにとって最も直接的に理解しやすいものです。
プロンプトの応用:文体のコントロール
AIに特定の執筆スタイルを真似させたいなら、Maliang Writerの模倣執筆機能を使うのが最も効果的です。ただし、ブループリントに簡単な説明を書いて制御することもできます。
- 「文章は白描寄りで、形容詞を少なく、余華のような文体」
- 「会話が多く、海外ドラマのテンポで、場面転換が速い」
- 「意識の流れの書き方で、主人公の内面の独白と外の場面が交互に出る」
- 「サイバーパンク風で、多くの技術用語を日常的な会話に織り交ぜる」
よくある質問
Q:プロンプトが書けない場合はどうしますか?
「プロンプトが書ける」必要はありません。Maliang Writerの章ブループリントは、簡略化されたプロンプトです——自分の言葉で「この章で何が起きるか」を書くだけで構いません。システムが、それをAIが理解できる指示に変換してくれます。
Q:プロンプトが長すぎると、AIは後ろの内容を無視しますか?
無視します。章ブループリントは200字以内に収めることをお勧めします。重要な情報を前に、補足の情報を後ろに置いてください。
Q:毎章ブループリントを書く必要がありますか?
強くお勧めします。1文だけ(たとえば「この章は日常のやりとり、少し甘め」)でも、まったく書かないよりずっとましです。ブループリントのない章では、AIの生成品質が目に見えて下がります。