章から人物・地名・アイテム・出来事と関係を抽出し、検索できる関係図に。人物の登場章や関係の質問、出所への移動も可能。会員機能で、状態変化は物語アーカイブへ記録。
数十章を書くと、人物関係はなぜ覚えにくくなるのか
長編が数十章、登場人物が百人規模になると、作者はよく次のような問題に出くわします。
- ある脇役が前に登場したのは何章で、主人公とどんな関係か、調べるのに時間がかかる
- 2つのサブストーリーの人物に実は接点があるのに、書くときに気づかなかった
- ある地名やアイテムが、これまでどの人物と関わってきたか、すべては覚えきれない
記憶やメモだけでは漏れが出ます。ナレッジグラフは、書いた章に登場する人物・地名・アイテム・出来事とそれらの関係を図にし、作者が振り返って調べ、全体を見渡せるようにします。
小説ストーリーアーカイブとの役割分担:ストーリーアーカイブは章ごとに人物の「現在」の状態、たとえばどこにいるか、負傷しているか、何を知ったかを記録します。ナレッジグラフは、作品全体で誰と誰が関係し、どの章に登場したかを見るためのものです。
図で人物を調べ、出典を見る

エディターでナレッジグラフを開くと、次のことができます。
- 全体を見る:人物・地名・アイテム・出来事が1枚の関係図になり、種類で絞り込んだり、ノードを検索したりできます
- ひとりを見る:人物を開くと、その人物とつながる人と出来事、登場する章が分かり、章をクリックすると該当する本文が開きます
- カードを固定する:重要な人物の数人分のカードを横に固定し、見比べながら書けます
- 設定に取り込む:図に出ているがまだカードを作っていない人物や設定を、そのままキャラクター・設定・サスペンス要素として追加できます
サンプル作品『因果帳場』が46章に達したとき、主人公ひとりの関係網だけで400以上のノードがありました。人物が増えるほど、人や種類で絞り込みながら見る必要があります。
スマート検索:直接質問して、出典を示す
図の中を探したくないときは、直接質問することもできます。
- 「主人公と師匠はどんな関係?」
- 「あの玉佩が最初に出てくるのは何章?」
- 「第2巻で主人公の身元を知っているのは誰?」
スマート検索は、この作品のナレッジグラフから答えを探します。出典があるときは該当する章を挙げ、クリックひとつで移動して確認できます。
構築のしかた:RAG設定で初期化を完了すると、システムが書いた章を読み込んでグラフを作ります。その後は、章を保存するたびに同期して更新されます。章数の多い作品では、初回の構築に時間がかかります。